那須日赤は栃木県北の二次医療圏の要であり、多数の診療科を併設しております。そのため ここでは、幅広い分野に触れることができます。加えて、認定や専門資格を持つ薬剤師が多 数在籍していることからも分かるように、興味がある分野を極めることも可能であり、ジェ ネラリストとスペシャリストの両方を目指すことができると考えたからです。

病棟で実際に患者と向き合い投与計画を考えているときにやりがいを感じます。当然のこ とではありますが、調剤をしているときはカルテ上の記載内容でしか患者をイメージでき ません。しかし、実際に目の前にすると様々な問題がみえてきます。アドヒアランスに問題 はあるか。拒薬はないか。嚥下機能は正常か。ST や看護師に相談し、可能なら医師に薬剤 の変更の提案をしてみよう。そうやって多職種と連携を取りあい、実際に患者が回復に向か っていく様子をみると自分の存在意義を感じます。また、那須日赤はタスクシフトを推進し ており、抗生剤の投与設計、周術期の内服薬の調整や鎮痛薬のテーパリングなど薬剤師の仕 事は多岐にわたります。その分、勉強しなければならないこともたくさんありますが、力が ついていくことを実感できると思います。