社会福祉法人 聖隷福祉事業団 聖隷佐倉市民病院
平野 公基|横浜薬科大学
目標や夢が叶いやすい中小規模のグループ病院
入職7年目の平野です。僕自身は学生時代に大規模病院を希望していましたが、僕のことをよく理解してくれている先輩の勧めで中小病院である当院に入職しました。中小規模の病院のいいところは、薬剤師としてオールラウンダーになりやすいところだと思います。
入職時は調剤室全般、持参薬鑑別、抗癌剤の調製など、一般業務ができるように年代の近い先輩たちから指導を受けて経験を積んでいきます。入職当初は自分の学んできた、点だった知識が線になるような感覚でした。
2年目からは病棟も担当するようになり、これまでに整形外科や循環器科、外科など複数の病棟を経験しました。
3年目には感染症治療の勉強がしたいと職場長に希望を伝え、感染制御チーム(ICT)のメンバーに加えていただきました。当院で感染症治療が得意だと言えるスタッフがいなかったので、県の病院薬剤師会や学会などで勉強して、治療にも介入していくようになりました。また、当院は聖隷福祉事業団のグループ病院との交流もあります。そこで専門・認定資格をもつ薬剤師との情報交換もできたので、独学での学習よりも早く知識が身についたと思います。現在もグループ病院の専門薬剤師に論文作成や感染症治療のWebコラムの執筆に関して指導していただいています。
5年目には、外科系の病棟を担当することが多かったので、興味のあった手術室での薬剤師業務の立ち上げに携わりました。
6年目には、資格取得のための支援(資金援助や学会参加など)をしていただいたので、感染制御認定薬剤師、周術期管理チーム薬剤師を取得することができました。学生時代から「自分の得意な領域を見つけて患者さんに還元できたらいいな」と思っていたので、自分がやってきたことが資格取得で形になった時にはとても嬉しかったです。ただ、資格取得が目的ではないので、これからも日々勉強をして患者さんに還元していきたいと思っています。
当院の薬剤科では、個人の希望を職場長に伝えて次年度の業務分担を決めています。希望が絶対に通るというわけではないですが、何かしらの形で自分のやりたい仕事に関わる機会があります。メインの担当でなくても、学ぶ機会があるので次に自分に回ってきたときの準備ができると思います。
病院では、医師や看護師、その他コ・メディカルとも関わることが多いので多くのことを学ぶことができますが、一番の学びは患者さんの治療に関わったことによる学びだと僕自身は思っています。入院中の患者さんに対して自分が提案したことで経過が良くなった姿を見たときには、これからも頑張ろうというモチベーションになります。
仕事ばかりでなく、福利厚生についても紹介します。
ベネフィットステーションを利用することで、旅行の時の宿泊代、映画鑑賞、アミューズメントパークなどの割引サービスがあるのでメリハリをつけて仕事ができると思います。僕は当直明けに映画鑑賞をして外食した後に帰宅するのがルーチンです。
一緒に働けるのを楽しみにしています。
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