浜松医療センター
外山未来|東京薬科大学
私が病院薬剤師を選択した理由は、2つあります。1つ目は薬剤師以外の医療従事者と意見交換が出来る環境があるからです。2つ目はがんや緩和に興味があったため専門的な知識を身につけたいと思ったからです。病院実習を行った際、病院薬剤師の先生が医師と意見交換している姿を見て薬剤師としての知識を医師や看護師へ伝えることで一緒に患者さんの治療に携わっていることが素敵だと思いました。実際、病院薬剤師になり、医師や看護師と相談しながら患者さんによりよい医療を提供できることや入院中の患者さんの背景、治療に深く関わり合えることが魅力だと感じています。
浜松医療センターを志望した理由は、私が生まれ育った地域の患者さんの医療に携わりたいと思ったからです。また、がんや緩和の専門知識、資格を持っている先輩方が在籍している点や休暇等の福利厚生が良い点、病院見学に行った際、先輩方の雰囲気がとても良かった点が浜松医療センターを希望した理由です。病院選択をする際、自分が興味ある分野の資格が、その病院で取れるかどうかも重要視していました。
入職してから、1年目は調剤、注射、抗がん剤混注等薬剤科内での基本を学びました。その後、1年目10月からは病棟業務も開始されました。私の場合は2年目から外来がんチームに配属され、外来で抗がん剤投与される患者さんへの指導を行っています。病棟業務や外来がんチームの仕事として、医師や看護師等、他職種カンファレンスへの参加や患者さんに対する薬剤指導、副作用確認等を行っています。外来がんチームでは、薬剤師が抗がん剤の副作用確認を医師の診察前に行い、医師へ副作用発現に応じる対応や、薬剤の提案を行っています。
今年度は病棟配属が変更になったことから、病棟の科に対応した知識を身につけることに力を入れていきたいと思っています。同時に、抗がん薬の副作用発現時に対応する等のがん・緩和療法に対する知識をより深め、外来がん患者さんが薬剤師に相談したいと思えるような環境作りを目指します。また、他職種での意見交換の場で薬剤師としての多くの意見を伝え、患者さんにより良い医療を提供出来るよう貢献していきたいと思います。
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