サンヨー薬局グループ
武蔵 仁|神戸学院大学
在宅は知識や技術も必要。だけど、患者様に寄り添う気持ちが何より大切
入社してから10年以上があっという間に過ぎました。私が生まれ育った土地でもなく、幼い頃から馴染みがあった場所でも無いのに、今ではすっかり岡山県の田舎町に馴染んだ薬剤師として成長し、楽しく毎日を過ごしています。
在宅を長年実施してきた当社ですが、私がお伺いする患者様宅もその中の一軒。町の大切な病院の門前薬局の店舗から車で30分ほど走らせた山の奥のお宅がその一軒で、雲海が見える自然環境の素晴らしい集落の中にそのお宅はあります。
身体を起こすことも、動くことも容易ではないけど、元気な笑顔のおばあちゃんがご家族と楽しく過ごしていらっしゃいます。薬のことを詳しく説明し、健康の維持向上に向けたサポートをすることが薬剤師の仕事ですが、薬のことを説明することは当然のこと。それよりも大切なことは、患者さまの気持ちに寄り添って、ここ数日で起きた出来事や、今の気持ちなどをお聞きすることが大切です。ちょっとした生活の話しのから、体調や困っていることに気付きます。気付くこと以上に大切なことは、私が薬剤師というよりは、孫のようであり、話し相手であり、元気や明るさや笑顔を出していただける相手となることが大切なことだと思っています。笑顔が何よりもの健康、そして私はその姿をうかがえることが仕事のやりがいであり、楽しみでもあります。
サンヨー薬局は、このような在宅を多く実施しており、岡山県のみなさんにとって大切な調剤薬局であり薬剤師であります。誇れる会社で仕事ができることを嬉しく思っています!