コスモプラス株式会社
蓮見 由比奈|城西国際大学
仕事も家庭も。自分らしく働ける環境が魅力です。
●施設の在宅対応と外来対応 私は、きらり薬局で特別養護老人ホームの施設在宅対応に携わっています。当薬局は近くに総合病院があり、主に外来業務と施設在宅業務を行なっている調剤薬局です。私の担当する施設は、110人ほどが利用されるホームなので、毎週1回、30名くらいの往診に同行します。往診は午後なので、午前中は外来の対応や往診に備えての準備を行い、午後の往診が終わると、急ぎの薬がある場合は看護師や施設の職員の方との打ち合わせ後、すぐに薬局に戻って薬を調剤し、届けるという流れです。
●協働を円滑にするコミュニケーションを心がけて 在宅対応は、医師と看護師、その他専門職の方との協働です。その中で私が常に心がけているのは、関わる職種の方々と円滑なコミュニケーションですね。それぞれが専門性を持ち、異なる立場からの視点や意見を持っているため、時には合致しないことも。しかし、全てはご利用者のQOL向上のためでなければならないとの思いがあるので、時には橋渡し役になったり、譲歩したりといろいろです(苦笑)。それを苦とは思わず、楽しんで取り組むことが大事だと思うし、楽しめるようになってきました。
●継続してご利用者様と向き合える 在宅でなければ得られないのは、ご利用者と継続して関われるおもしろみです。外来の患者様は、いつも同じ薬剤師が服薬指導を行なえるわけではないので、必ずしも経過を把握できるとは限りませんが、在宅ではそれが可能です。また、往診時は先生に時間的余裕がないのですが、ご利用者は先生とお話をしたい..,そんな時は私が引き継いでお話を伺うことがよくあります。この間は、「古い薬をお守り代わりに持っている」と教えてくれたご利用者がいました。薬の重複服用になってはいけないので、後で職員の方にお伝えしたことがありました。会話の中でご利用者様をサポートするヒントがあることを実感しています。
●ライフイベント時も、働き続けられる環境 私の場合、入社後3年間は門前薬局の蓮田店で勤務していました。その後、産休・育休を経て職場復帰したのです。最初の頃は時間短縮勤務で働きましたが、今は育児も落ち着き、フルタイムで働いています。家族の協力があるのでこうして仕事と子育ての両立が可能なのですが、家族が病気になった時は会社の仲間に助けてもらいます。当社では子育てしながら働く女性社員が多いので、誰かが子供や家族の急病で休む時も慌てたりしません。「お互い様」の精神があり、人手が足りない時は他の店舗から応援するのが当たり前なんです。だから私も職場復帰することに不安はありませんでした。安心して長く働ける職場風土が魅力です。 今はなかなか時間がありませんが、もう少し子供が大きくなったら、社内の勉強会や社外のセミナーに参加したり、まだ経験していない業務にも挑戦していきたいと考えています。そして、仕事と家庭の両立を目指す仲間を助けていきたいです。
〈学生のみなさんへ〉
最初からぬるま湯につからず、いろいろな経験ができる職場で働いてほしいと思います。最初は大変かもしれませんが、その経験が必ず役立てられます。当社はそれができる会社だと思います。