私は狭山店の管理薬剤師、つまり薬局長という立場で仕事に取組んでいます。元々私は、ベッド数約400床の病院で働いていました。その病院で、時を重ねるにつれて日々の業務が忙しくなり、私自身の薬剤師本来の姿を、いま一度求め直してみたいという思いが募っていきました。そこで調剤薬局への転職を考え始めたのです。そんな中で、巡り会えたのがこの会社の、そしてこの狭山店でのお仕事でした。

狭山店は、隣接するクリニックの門前薬局であると同時に、在宅医療や障害者施設への取組みも進んでいます。そして中でも最大の特長といえるのが、そうした業務を患者さんお一人お一人の顔がよく見えるよう、ゆったりとした時間の中で行えているということです。私自身も、以前とは全く違い、一人の薬剤師として患者さんと真正面から向き合い、じっくりと業務に専念できるようになり、とても良い環境の中で仕事ができています。車を見ただけで、どの患者さんかわかりますし、扉越しに足もとが見えただけでも誰だかわかる患者さんもおられるぐらいです。

こうした当店の特長は、すべてに良い影響を与えていると私は思っています。じっくりと取り組むことのできる環境は、みんなが互いに協力し合う雰囲気を当然のように生み出し、そこで生まれた信頼感によって、とても気持ちよく仕事ができている。そうした「空気感」は、患者さんにも伝わるようで、これがまたよい人間関係を築き、より良い医療に取組めているように思います。この「空気感の良さ」は、薬局長を務める自分のモットーでもあります。今や狭山店は、私が理想とする、あるべき姿を一つの形にしたものに思えてなりません。