一般社団法人愛生会 愛生会山科病院
菅田 美菜|京都薬科大学
愛生会山科病院で4年間働いて
当院はケアミックス型の病院であり、急性期・回復期・慢性期とさまざまな段階の患者に対し医療人として関わることができることに魅力を感じました。また地域に根ざした病院であることに魅力を感じ、患者さんと近い距離で他の薬剤師や医療従事者と相談しながら幅広い業務を行っていきたいと考え、当院を志望しました。
業務内容としては、主に調剤や発注、DI業務、病棟薬剤業務などを行っています。
病棟薬剤業務では、現在は急性期病棟主担当・包括病棟副担当をつとめています。どちらも内科・整形外科・外科といったさまざまな科の患者が入院する病棟です。
急性期病棟では特に周術期の薬剤管理や抗がん剤治療において薬剤師が関わる部分が多いと感じています。抗がん剤治療においては患者への指導や投与量の確認、副作用のチェック等、留意すべき点が多く大変ではありますが、少しでも副作用が軽減でき、長く治療を続けてもらえるよう業務を行っています。
また、必要に応じて調剤薬局との薬薬連携を行うこともあります。在宅で中心静脈栄養が必要な患者を担当した際には、他職種や調剤薬局と連携しながらの退院調整は特に大変でしたが、退院後在宅で元気に過ごされている患者の姿を見たときにはとても嬉しかったのを覚えています。
当院に入職してから今年で5年目となりますが、今後はNST専門療法士や漢方薬・生薬認定薬剤師といった資格の取得を考えています。食欲不振など西洋薬だけでは対応しきれない症状も漢方薬を併用することにより改善できることがあります。そういった場面で漢方に関する知識を役立てていきたいと思っています。