株式会社誠心堂薬局
鎌田さん|横浜薬科大学
薬剤師/新卒採用 2020年入社(入社1年目)
入社時の思い
わたしはもともと漢方薬に興味があり、大学でも漢方薬を専攻して勉強できる学科に所属していました。就職活動の際には、通常の調剤薬局にするか迷いが生まれましたが、持っていた夢を貫こうと漢方薬局に進むことを決めました。
新卒で就職できる漢方薬局はあまり多くはありませんが、その中でも誠心堂は研修制度が整っていると感じました。「せっかく漢方薬局に進むのなら中医学を深く学びたい、使いこなせるようになりたい」という思いが強くあったので、中医学の研修をしっかり受けさせていただけるのは、わたしにとって大きかったです。
中医学のことばかり考えていたわたしですが、最終面接で社長とお話をさせていただいた際に、それよりもお客様の心にどう寄り添えるかが大切だとご指摘を受けハッとしました。そこで新たな漢方薬局の魅力に気づきました。それは通常の調剤薬局よりも患者さんとの距離が近く、わずかではありますがその方の人生に携われることです。
それからは心に寄り添える薬剤師になることを1番念頭においてお仕事をさせていただいています。
現在までにぶつかった特に大きな壁や自分が変わったきっかけ
変わったと思うきっかけは、店舗の販促に関わらせていただくことになり、SNSや店舗装飾などにわたしの意見を求めてくださった時です。店舗の1スタッフであるという自覚が生まれ、携われることに喜びを感じました。
それと同時に、勝手にプレッシャーを感じてしまった部分がありましたが、店長や販促リーダーに相談をして優先順位を立てることで、頭の整理をつけることができました。
入って間もなく、毎日の業務でも精一杯だったのですが、優先順位を自分で立てて整理することの大切さを知れたことと、何よりも上司の方にきちんと相談ができたことがわたしにとっては大きな収穫であり、自分が変われたきっかけだったと思います。
初めて相談・施術・お客様対応に携わるようになった時
わたしはコロナウイルスの影響で、店舗が入っているビルが配属翌日から休館になってしまい、初日から約2ヶ月間お客様とほとんど会うことのない時間を過ごしていました。お電話相談や配送などで声やお名前を覚えられても、顔が見えない状況だったので不安もありました。
ビルが再開することが決まった時、2ヶ月間で慣れていたお仕事が終わり、また新しく覚えることが増えることやようやくお客様と顔を合わせられることに、最初は不安の方が大きかったように思います。
慣れるまでまた少し時間は必要でしたが、お客様と会える方が毎日充実していました。表情や声色で感情を汲み取ったりすることも、座学では決して学べないことで、カウンセラーとしての醍醐味を味わえた気がします。
今でもお客様の対応をするときは緊張しっぱなしですが、お客様の気持ちを考えて寄り添えるように意識していれば、たどたどしくてもなんとか誠意は伝わるのではないかと1年目らしく奮闘しております。
まだまだ学ぶことが山ほどあるので、成長していけたらと思います。
未来にむけての思い
わたしは入社当時から相談者を目指しています。それは今でも変わらないですが、相談者になるためには自分が思っているよりも学ぶことがたくさんありました。それは漢方のことだけではなく、相談者としての心構えや意識です。
いま研修でいろんなことを教えていただいていますが、それをナチュラルにできるようになることが目標です。研修だけではなく、毎日周りのスタッフの皆様からも刺激を受けてお仕事させていただいています。学んだことは自分で噛み砕き、一生懸命吸収したいです。
自分の目指すところはブレずに、柔軟性を持って成長していきたいと思います。
2021.1