株式会社誠心堂薬局
川﨑さん|北里大学
薬剤師/中途採用 2018年入社(入社3年目)
入社時の思い
漢方に興味を持ったきっかけは幼馴染の父親が漢方薬局の薬剤師で、幼いころから漢方薬にお世話になっていました。その方が患者さんの治療に真摯に向き合う姿にあこがれ、いつか漢方の分野でお仕事がしたいと考えるようになりました。大学を卒業後、総合病院で勤務しながら西洋医学を中心に学び、発展した医療のすばらしさと同時に、西洋医学での治療に限界を感じることも多くありました。そんな中で「西洋医学と東洋医学はお互いのメリットを生かし、補い合うべきだ」と考え、自身がその一旦を担えればと思い誠心堂へ転職しました。
幼い頃からの夢に向けての転職だったので、1つ夢が叶ったことと、漢方を学べる期待でいっぱいだったことを覚えています。総合病院で働いていた際に、お仕事をしながら日々発展していく医療や薬について勉強する難しさを痛感していたので、研修や勉強会の制度が充実していることもありがたかったです。
入社前、初めて社長にお会いした際に、「目の前の患者さんの気持ちを汲み取り、共感できること」が相談型の薬局で大事なことだと教えて頂きました。薬での治療はもちろん、患者さんの気持ちに寄り添うことができる薬剤師になろうと思い、漢方の世界に飛び込みました。
現在までにぶつかった特に大きな壁や自分が変わったきっかけ
一つは入社して間もなく、中医学や漢方について分からないことだらけだと感じた時です。大学や病院勤務時代にもある程度漢方薬の勉強はしていましたが、あまりにも知識が浅かったと感じました。中医学の理論に至っては外国語を勉強しているような気分になったこともありました。まさに「同病異治」「異病同治」の世界…処方意図が分からないまま、お客様にお薬をお渡しにいき、質問に答えられないこともしばしばありました。そんな時に励みと同時に刺激になったのが同期の存在でした。研修で会うたびにステップアップしている姿や、店舗で活躍している姿を見て自分も頑張ろうと思うことができました。
もう一つは店舗で顧客管理の担当になった時です。津田沼店は治療の途中であってもさまざまな理由で漢方治療を終了してしまうお客様が多く、顧客管理の担当として責任を感じ、一人で悶々と悩んでいました。そんな時、上司に「一人で悩まず、店舗の上司に相談してごらん」と言っていただき、店舗の上司に相談することで解決することがたくさんあり、多くのことを教えて頂きました。一人で抱えていたことを思い切って相談することで今は安心して働くことができています。上司やスタッフ皆のおかげで店舗で設定した目標を達成できた時は、本当に嬉しかったです。
初めて相談・施術・お客様対応に携わるようになった時
先生のご相談前後のお客様対応をするようになった時、緊張と不安でいっぱいでした。その中で忘れないように心掛けていたことは、社長に教えて頂いた共感の気持ちと目の前のお客様が病気が良くなる、ご妊娠できることを一番に考えることでした。経験不足のため失敗したと思うことも多くありますが、お客様は私のつたない説明にも耳を傾けてくださいました。お客様対応に携わるようになって、お客様に育てていただいているという感謝の気持ちと共に、より期待に応えたいという思いが強くなっていきました。
薬剤師をしていて一番やりがいや喜びを感じる時は、お客様が症状が良くなった、ご妊娠できたなど治療の効果をご報告いただくときです。お客様に喜んで頂くために、これからも共感の気持ちを持って治療の事はもちろん、コミュニケーションやカウンセリングスキルを学んで行きたいです。
未来にむけての思い
現代はいつでも元気はつらつ!という方は少なく、病院の検査では問題がなくても、何かしら不調を抱えている方が多いと思います。これは西洋医学では対応しきれない「未病」です。漢方薬、鍼灸治療を用いて未病を防ぎ、お客様の健康を守り、社会に貢献していきたいです。夢はお客様の心身の健康・美容のトータルヘルスケアができる薬剤師です。
2020.3