地方独立行政法人静岡県立病院機構
小宮偉吹|星薬科大学
最高の環境で最高の薬剤師ライフを!
私は静岡県立総合病院にて、2024年1月現在、2年目の薬剤師として勤務しています。元々東京生まれ東京育ちで、大学も東京の大学に通学していましたが、どうしても静岡県で働きたく当院の採用試験を受けました。全くルーツを持たない私が静岡で働くことを選んだ理由は、学生時代に旅行やドライブを通じて実感した静岡の食と温暖な気候、豊かな自然に憧れを持ったからです。働き始めて約2年、大好きな土地で薬剤師として患者様に貢献できることに大きなやりがいを感じています。また、休みの日には、海辺をバイクでツーリングしたり、有名サウナで整ったりと公私ともに充実しています。
当院を志望した理由は、大学では統合失調症とうつ病治療に関する臨床研究をしており、精神科に専門性を持った薬剤師を目指したからです。当機構は精神科専門病院があり、こども病院でも小児の精神疾患に携わることができ、さらに総合病院では精神科リエゾンや精神科病棟があるため、精神科症例に幅広く関われる点が魅力的でした。まだ精神科に積極的に携われていませんが、専門性を支える薬の幅広い基礎知識が重要なため、現在は日々の業務や、身近なせん妄症例への介入などで修行中です。
一日の業務は病棟業務を主として、内服・注射調剤、化学療法の調製・準備、オペ室業務、入院前薬剤師問診を行っています。病棟は、循環器内科と心臓血管外科の病棟を担当しています。当院は3つの医療の柱の1つとして循環器医療を掲げており、循環器疾患を抱えた多くの患者様が入院加療しています。どの患者様も継続が重要な薬剤が多い中で、多種類の薬を使用するため、内服指導やコンプライアンス維持のための工夫は薬剤師としてやりがいを感じるところです。
朝は毎日心臓血管外科の回診に帯同し、薬剤に関するディスカッションや質疑応答などに対応します。また、当病棟の特殊な業務として、心臓血管外科の医師業務負担軽減を目的としたワーファリンの処方代行入力業務も実施しています。心臓血管外科医師が代行入力を依頼した患者について、採血結果を基にアルゴリズムに沿ってワーファリン処方量を決定し、医師に変わって処方入力します。この業務は、相互作用や体内動態に関する薬剤師の強みを生かせる点で非常にやりがいのある業務です。
長くなりましたが、これだけ長くなるのも当院で薬剤師が沢山のことに携われる証拠でもあります。また、先輩方は豊富な知識で我々若手薬剤師の悩みや不明点など優しく指導して頂けるので、自分が望めばいくらでも成長できる環境なのが当院最大の長所です。少しでも興味を持って下さった方は是非当院へ!見学なども行っていますので、お気軽にお申し出ください!