人と人の繋がりで仕事が成り立つ。
仕事はチャレンジしていくこと。
ヤマックス株式会社(東京都)
代表取締役 山田佳和
本社:東京都 出店エリア:東京都 店舗数:6店舗
設立:2001年 従業員数:50名
薬局とは全く関わりの無い業種から、保険薬局の業界に関わることになった山田社長。足立区、埼玉県越谷市、沼津市に6店舗を展開しているヤマックス株式会社。薬局業界、薬剤師とは無縁だった山田社長のこれまでと、これからも続く新たなチャレンジについて聞いてみた。
-
現在は薬局経営もされていますが、最初に始めた事業は何ですか?
私は、文系の大学を卒業し、銀行に就職をしました。当時は景気がよく、銀行は安定した良い仕事だったのですが、このままの羽振りの良い時代はすぐに崩壊し、このままでは自分がどのようになっていくのかという不安な気持ちと、仕事をしていてもやり甲斐や楽しさがなくなっていったので、一念発起し銀行を退職し独立することを決めました。
当時、銀行でお付き合いのあった地主さんとの繋がりもあり、土地活用などのアドバイスをきっかけに経営コンサルタントとして事業を始め、株式会社ナウ・クリエイションを立ち上げたました。 -
薬局、薬剤師とは無縁だったということですね。
一所懸命に仕事をしていたら不思議なもので、いろいろなご縁があるものです。竹ノ塚本店が1号店になりますが、ここは「勝和会病院」の門前薬局です。今は勝和会病院になっていますが、この土地の地主さんから土地活用のお話をいただき、病院を誘致し、建設まで私が関わったことがきっかけで、私が薬局を経営することになったのです。
勝和会の先生から、病院の建設まで全てをしてくれたという感謝の気持ちから、薬局経営をして欲しいとお願いされたのですが、最初は悩みました。薬局業界のこと、何からやればいいのか、どのような運営になっているのか、法律のことも全て知りませんでした。それでも悩んでいても仕方がない、ご縁でお声がかかったことに感謝し「やります」とお応えしました。そこからは勉強の毎日。薬局業界に知り合いもいないため、独学で勉強しました。 -
薬剤師がいなければ薬局運営ができませんが、どうされました?
そうですよね、薬剤師をどうやって採用しようか悩みましたね。でも悩んでいても始まらないので、地元の知り合いや地主さんに薬剤師がいないか相談して探しました。そうしたら地主さんから、「娘が薬剤師だから手伝わせます」と声がかかったんです。本当に嬉しかったですね。人とのご縁でお声がかかることに感謝です。今もこの薬剤師さんは働いてくれていますよ。嬉しい限りです。それからは、様々な繋がりで薬剤師の方々が集まってきてくれて、今に至っています。
-
全てご縁ですが、銀行時代の頑張りが繋がっていますよね。
銀行での務めはそれほど長い期間ではなかったのですが、汗水流し、必死に外回りをして頑張ってきたから、たくさんのご縁、信頼を得られたのかもしれません。今の時代では使わない言葉なのでしょうが「必死になって仕事をする」という時代でした。あの頃のことは忘れないですね。仕事に向かって頑張っていれば自然とご縁が生まれたり、信頼されたり、仲間ができたりして、そして新たなアイデアや、やりたいことが生まれて来るものだと思います。新卒で入社した銀行に感謝ですね。
-
医・食・住でいくと、これからは何にチャレンジされる予定ですか?
外国人の方々が必要な時代に入っています。仕事をするにも英語が欠かせない時代になりますので、英語につながるビジネスをスタートしようと動いています。今は、幼少から英語を習っていますし、英語塾もたくさんありますよね。今更な感じはあるかもしれないですが、英語ビジネスにもまだまだチャンスはあります。薬局にも外国の方が来局されますし、ネイティヴに話しができるようになれば、今以上に来局される患者様も増えます。とは言っても薬局に英語が必要だからという意味で事業をしていくわけではないですが。
実は、これも仕事の繋がりでヒントを得ました。お客様や地元の方々との繋がりはすごく大切ですね。
-
地域に根付く会社で、薬局のあるべき姿を実現されていますね。
ご近所さんとのお付き合い、地元との繋がりが無くなりつつある時代ですが、私たちはこの気持ちを忘れずに薬局運営をしていきたいと思っています。沼津市の離れた場所に薬局を運営していますが、この店舗も人とのご縁で開局しています。地元の人はもちろん、関わった人を大切にしていけば、保険薬局は運営し続けられます。いつも人との繋がり、ご縁に感謝して薬剤師として活躍してもらいたいです。
そして、薬剤師だから薬局の仕事をするだけと思ってもらいたくないですね。薬剤師業務の範囲は、薬局内だけでなく外にもありますし、人として、一人の職業人として働ける、活躍できる場所はあります。いろいろなことにチャレンジできる会社なので、ヤマックスにぜひ入社していただきたいと願っています。
一緒に新しい夢、やりたいことにチャレンジしていきましょう。