病院

地方独立行政法人 香取おみがわ医療センター

地域住民に愛される病院を目指して

【はじめに】

香取おみがわ医療センターは、香取市の小見川区にあります。

お越しの方は、都会とは程遠い風景にまず驚かれると思いますが、電車に乗れば千葉市内へはJR小見川駅から90分程度、高速バスに乗れば東京駅へは100分程度でアクセスできます。東関東自動車道の佐原香取インターに近いため、週末、ドライブがてら近県へ足をのばすことも可能です。新東京国際空港からも比較的近く、海外旅行へのアクセスも良好です。シンボルマークが鹿の、某プロサッカーチームの本拠地は、小見川大橋を越えて20分くらいのところにあります。食では、冬にいちご、夏にトウモロコシ、秋にはお米やサツマイモ、落花生など美味しい地元の農産物を手に入れられます。海も近いので、安く新鮮な魚も店先に並びます。ウナギ好きな方は、おいしいウナギに出会うことができるでしょう。

町を流れる黒部川では、レガッタやカヌーなどを体験でき、毎年開催される市民レガッタ大会への参加も可能です。当院のスタッフもこの大会に参加しています。

 

【新病院開設】

前身の国保小見川総合病院は、昭和29年から65年間、総合病院として地域医療に取り組んできましたが、施設の老朽化や耐震化などが喫緊の課題となっていたことから、地域住民や医療関係者と検討を重ね、2019年の9月に「香取おみがわ医療センター」として新たに整備されました。

新病院は、外来を1階に集約し、診察室に検査部門を近接して配置することで、患者さまの移動の負担を軽減し、効率的な診療環境を実現しています。また2階には病棟を集約し、スタッフステーションからスタッフが患者さまを見守りやすいよう病室を配置しています。リハビリテーション室は2階エレベーターホールに隣接して配置され、病棟と外来の双方から利用しやすくなっています。

今後も患者さまの視点に立った医療環境の整備を図り、地域において必要な医療を提供する体制の構築に努めて参ります。

 

プロフィール

【薬剤科業務】

国保小見川総合病院時代の平成91月より、病棟での業務を開始しました。その後、院外処方せん発行の推進と並行して全病棟への薬剤師の常駐化も進み、医療チームの一員として薬物療法に介入してきました。また、在宅、血液浄化センター、外来等での薬物療法への関与や、治験等にも携わり、薬剤師としての能力を臨床現場で発揮してきました。後進育成としての実務実習では、患者対応を主とした実習が行えるよう努めています。

多岐にわたる薬物療法に関わるため、知識のアップデートやスキルアップは必須で、学会等への参加や発表を積極的に行っています。

20年近い病棟活動の結果、チーム医療において、薬物療法の成果をあげることができるようになりました。

 

(スタッフ各種資格等の紹介)

日本糖尿病療養指導士

NST専門療法士

老年薬学認定薬剤師

医薬品安全性専門薬剤師

認定実務実習指導薬剤師

研修認定薬剤師(日本薬剤師研修センター)

薬剤師生涯学習達成度確認試験合格

日本薬剤師会生涯学習認定薬剤師

JPALSクリニカルラダーレベル6

国際中医師

日本抗加齢医学会指導士

日本眼科医会OMA

介護支援専門員

 

(スタッフ所属学会の紹介)

日本薬剤師会

日本病院薬剤師会

日本医療薬学会

日本静脈経腸栄養学会

日本医薬品安全性学会

日本緩和医療学会

日本緩和医療薬学会

日本褥瘡学会

日本癌治療学会

日本臨床腫瘍学会

日本臨床腫瘍薬学会

日本老年薬学会

アプライド・セラピューティクス学会

日本腎臓病薬物療法学会

日本抗加齢医学会

 

(その他)

東京理科大学臨床教授

千葉県病院薬剤師会 薬剤業務・学術情報委員会委員長

千葉県病院薬剤師会 東部支部副支部長

千葉県国民健康保険診療施設協会 薬剤部会部会長

千葉県NSTネットワーク世話人

千葉県糖尿病療養指導研究会 世話人

 

OB・OGの声

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セミナー

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セミナー随時開催

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事業内容

【薬剤科業務】

1) 調剤業務

調剤業務は、外来・入院処方、入院注射処方について対応しています。外来処方は99%近く院外処方せんとなっており、外来調剤件数は僅かです。院外処方せんの問い合わせについては、薬剤師が受け、医師に問い合わせをしています。

入院処方せん及び注射処方せんには、ともに任意の臨床検査値を印字して、調剤時にチェックできるようにしています。部門システムにより、処方せんには、ピッキングする薬剤名および必要数が記載され、また注射せん発行時には、病棟ごとに必要な薬剤名とその数量の集計表も発行され、調剤の効率化や在庫管理にとても有用となっています。

電子カルテの導入により、院内処方せんの発行時間に締め切りを設けることが可能となり、薬剤科の残業の軽減につながっています。

2)医薬品管理業務

   薬剤科内においては、麻薬・向精神薬(第1~3種)・毒薬・習慣性医薬品すべてについて、その出納を記録する帳簿を設けて管理しています。

手術室の麻薬等の管理薬品については定数管理を実施しており、手術翌日に担当薬剤師が手術室に出向き、使用数及び使用患者の確認と定数補充等を行っています。

特定生物由来製品については、対象薬剤全てに固有のナンバリングをしたラベルを添付し、管理しています。使用時、看護師が管理義務項目をラベルに記載し、そのラベルを薬剤科に返却するという流れで掌握しています。

3)医薬品情報業務

   安全性情報や採用薬等の情報について、必要なものを解析・評価し、医師・看護師等へ、病院システム内のメール機能を通じて連絡しています。また、各医薬品の添付文書、インタビューフォーム、製品パンフレット、製品概要などの情報については、毎朝の朝礼の際、薬剤科内で共有し、多職種への情報提供や薬剤管理指導に生かしています。さらに朝礼では、各個人が医師等へ行った情報提供等の内容について報告を行い、情報共有しています。

4)薬剤管理指導業務

   東西の病棟のうち、東病棟について、薬剤管理指導業務を行っています。

   小見川総合病院時代は、全病棟(4病棟)に薬剤師を配置し、病棟薬剤業務加算の算定も行っていましたが、退職者が続き、人員が減ったため、徐々に縮小する流れとなり、現在の状況となっています。

   西病棟は整形外科病棟で、今年の3月までは薬剤管理指導を行っていましたが、病院の方針により、4月からは取りやめとなりました。当院の整形外科は、脊椎の内視鏡手術を中心に、肩・膝の人工関節手術なども含め、非常に手術件数が多く、長年にわたり薬剤師が常駐していたため、薬剤師が常駐していなくても病棟に支障をきたさないように、医師・看護師と相談し、薬剤師による術前服用薬の確認は継続し、鎮痛薬などの術後使用薬については定型化するなどの工夫を行い、対応することができています。また部門システムにより定期処方の管理が簡便となりました。医師や看護師との連携は継続しており、随時処方提案等を行っております。

   東病棟は内科、外科、眼科の混合病棟となっています。

当院内科の特色として、心臓カテーテル検査・治療(PCI、アブレーション)、下肢動脈及び頸動脈・腎動脈のカテーテル検査・治療、ペースメーカー植え込み、透析導入期患者へのシャント造設等が挙げられます。また、消化器内科および外科では、内視鏡による消化管の検査・治療を行っています。もちろん、感染症治療や心不全、脳梗塞等の入院治療および緩和医療も行っています。それぞれの患者に対し、入院時持参薬の鑑別、服薬指導、薬歴管理、薬学的管理、退院時指導などを行っています。カテーテル検査・治療の患者は基本的に一泊入院で、件数も非常に多い中、薬剤師2人で対応しています。転院時には、転院先へ情報提供書を作成しています。

眼科では、白内障手術目的の患者が週2回、1日に5~7件ずつ一泊入院します。以前は、すべての手術患者に対し、点眼指導を行っていましたが、こちらも業務縮小のため、現在は行っていません。

5 )感染対策

数年前までは、ICTの中心者を薬剤師が担い、感染対策加算2を算定し、指定抗菌薬の届け出制を実施していましたが、業務縮小に伴い、加算の算定は取りやめ、ICTの中心者も看護師となり、抗菌薬の届け出制も取りやめとなりました。現在は院内感染対策委員会への参加にとどまっておりますが、院内の感染情報レポートを薬剤科内で共有し、抗菌薬の適正使用推進につなげています。

TDMについては、バンコマイシン解析ソフトを用いた初期投与量設定や、血中濃 度測定後の評価・提案を行っております。

6 )栄養サポートチーム・褥瘡対策チーム

   栄養サポートチームにおいては、薬剤師がNST専従者を担っておりましたが、現在は不在です。

医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・管理栄養士で週1回ラウンドとカンファレンスを行っています。

Contact この求人への問い合わせ

法人名
地方独立行政法人 香取おみがわ医療センター
担当者名
濵口秀雄
住所
〒2890332
千葉県香取市南原地新田438番地1
電話番号
0478823161
URL
http://www.hospital.omigawa.chiba.jp
お問い合わせe-mail
yakuzai@hospital.omigawa.chiba.jp