私たちメディカル・ジャパンは現在、大阪府内に9店舗の調剤薬局を運営しています。クリニックや病院の近くにある地域密着型の店舗が中心です。

当社の歴史は約20年前にさかのぼります。甲斐顧問が平成元年に、大手製薬会社での勤務を経て独立。医薬品総合卸の第一薬販を創業しました。ちょうど医薬分業がスタートするころで、此花ダイイチ薬局をクリニック門前薬局として設置しました。

その後、薬剤師でもある亀田社長を招き、別会社としてメディカル・ジャパンを設立したのです。

甲斐顧問は「いろんな人の助けがあって、ここまで来れた」という思いが強く、人を何よりも大事にする人。社長の考えを熟知し、人柄を慕う社員もたくさんいます。

月に数回は店舗をまわり、「人を見なさい」「患者さまを自分の家族と思って接しなさい」と語りかける顧問。

アットホームな雰囲気で、お互いに役職で呼ばず、名前で呼び合う社風からも、人を大事にする精神がうかがえます。

メディカル・ジャパンは、地域に根ざした「かかりつけ薬局」を目指しています。薬学的知識に基づいた専門的なアドバイスはもちろん、人を思いやる気持ちを大切にしています。

メディカル・ジャパンの基本理念は、「やさしさ」と「安心」と「感動」です。

「人」をいちばん大切にしているので、まずは働く人たちが幸せでないといけないと考えています。

会社全体が家族のような雰囲気で、入社した人が兄弟、夫婦、友人など次の人材を紹介してくれることが多いのも特徴です。薬剤師はパートさんを含めて37人、そのうち17人は10年以上勤続です。

若手の薬剤師には人と接するのが苦手な方が多いようですが、当社の新人は大家族の一員のように迎えられます。

先輩たちとの違いは経験の部分だけ。その差を埋めることはできませんが、とにかく調剤室にこもっていてはダメ。積極的にいろんなことにチャレンジして欲しいと思います。ある意味、職人技のいる仕事なので、患者さまとのつきあい方などについては指導しています。

「新しく入った人、どうですか？」と、自分の店舗だけでなく、他の店舗のことも気にかける先輩のいる会社です。

当社ではトップダウンでなく、現場からの意見を吸い上げています。なぜなら現場がいちばん情報の集まる場所だから。現在、コンサルタント会社のアドバイスを受けながら、社内の整備を行っている最中です。

店舗ごとに自分たちで考えた取り組みや、意見を出し合い、より良い会社にして行こうというプロジェクトも進行中。店舗のカラーを大切にしながら、良いところは共有し、本部の介入は最小限にとどめるようにしています。