昭和47年11月、みとうメディカルは、町の小さな薬局として産声をあげました。その後、大阪市住吉区と阿倍野区エリアで、地域に密着した会社として調剤薬局を増やしてきました。

開局したとはいえ、すぐに患者さまが来てくれるわけではありません。そこで社長は漢方薬について猛勉強。接骨院が流行っていると聞けば、鍼灸の専門学校にも通いました。薬局の2階が空いていたので、そこでハリ治療をするようになると経営が安定し、会社も急激に大きくなりました。

以来、資格取得は、みとうにとって大事な理念になりました。勉強会でも、上を目指そう！国家資格を持とう！と全社をあげて努力している「資格集団」なのです。

介護保険ができたとき、薬剤師会の副会長をしていた社長は「介護保険についても勉強しなければ！」と一念発起。ケアマネージャーの資格を取りました。そして「これからは介護の時代だ」と直感し、ヘルパーを集めて介護部門を立ち上げました。

その後も時代の流れに敏感に反応し、現在では薬局部門、介護部門、研修部門、保育部門を展開する総合医療・福祉企業となっています。

みとうメディカルグループの薬局部門が目指すのは「地域密着型多機能薬局」です。

今後も更なる発展を目指し、社員が一丸となって『患者様に出来る事』を追求していきたいと思います。

みとうメディカルの今年度の目標は「いい会社にしよう」。企業におけるリーダーは、つねに何かを発信しないといけないと考えている社長は、「健康を売る」「健康を真剣に考えよう」「元気をあげよう」といったスローガンを掲げ、毎日活き活きと仕事に取り組んでいます。

倉岡社長はとにかく人が好き。だから社員それぞれの個性と、能力を発揮できる方法をいつも考えています。社員の提案は基本的にすべて取り上げられます。来る者は拒まず、しかも来た人には楽しいと言ってもらえるように、社員のためのさまざまな仕組みを作り、社員の意見を汲み上げてきました。

企業に必要なのはまず第一に社会貢献だと考えている当社。地域の健康を守るという理念のもと、約10年前から介護事業にも参入。ヘルパー派遣やケアプランの作成など、高齢者の暮らしを支えるサービスを展開しています。

私たちが介護分野に乗り出したのは、薬局を訪れる高齢者から直接お聞きする「日常生活への不安」を少しでも解消したいと考えたから。現在はデイサービスセンター、グループホーム、小規模多機能ホーム、ケアプランセンター、ヘルパーステーションなどを運営しています。

町の薬局からスタートしたみとうですが、「軽医療と福祉の融合」という理念を掲げ、薬の提供から看取りまでを担える企業として地域に根ざした活動を行っています。