みとうメディカル株式会社
増冨佳子|大阪大谷大学
患者さまのホッとした顔を見ると、接客の楽しさを感じます
私は薬局薬剤師になってまだ1年目。大学卒業後は、医薬品開発の治験関連の会社に就職しました。毎日が検査結果をパソコンに入力するルーチンワーク…。
新薬の開発には欠かせない大事な仕事でしたが、やりがいを実感しにくくて、このまま医薬品開発の仕事を続けていけるだろうか?と考え、薬局薬剤師に転身することを決意しました。
まだ窓口では緊張しますけど、患者さまと話すのは楽しいですね。毎日いろんな患者さまが来られるので、仕事に変化があって充実しています。
きちんと対応できているかまだまだ不安ですが、患者さまとの会話の中から、処方せんだけではわからないことが見えてきます。
たとえば一般的な腹痛によく使われる薬の患者さまが、実はガン手術を受けるまでの処方だったということもありました。
このように患者さまの背景を知ることで、より一層薬剤師としての責任の重さを感じます。
この店舗の先輩方は、よく勉強している方ばかり。ベテラン薬剤師なら「なんかおかしい」と気づくところを、私が気づけず助けてもらったこともありました。
少しずつ自分も分かるようになってくると、もっと知りたいという欲が出てきました。
当社では毎週研修がありますし、外部の研修にも参加できるのでありがたいですね。
週1回の研修は、木曜日の朝7時過ぎから約50分間。参加していくうちに自分の知識も増えて、手応えを感じています。参加は自由ですので、無理はしません。研修の時には軽食も出してくれるんです。これが美味しいので頑張れるのかもしれませんね笑
学生の皆さんには「調剤薬局は会社ごとに方針がちがうので、しっかり足を運んで自分にあったところを探すことが大事」とお伝えしたいですね。
条件面だけでなく働きやすさ、居心地のよさを自分の目で確かめてください。
私が薬学部を選んだのは、女性でもしっかり働いていける分野だと思ったから。
女性が活躍できる業界ですし、お給料もいいですしね。一生、自分で働いたお金で自立していきたい、というのが私のモットー。
仕事面でも基本的なスキルを持った上で、患者さまとコミュニケーションできる薬剤師になりたいと思っています。